コウメ太夫の現在と素顔「チクショー」の裏に隠された衝撃の真実
あの独特な着物姿と白塗り、そして甲高い歌声はいかにして生まれたのか。元々は「小梅太夫」の名義で活動していた下積み時代、彼は劇団員としての修行や女形としての舞踊経験を積んでいた。伝統芸能の型を身につけながらも、なかなか目が出ない不遇の年月が長く続いたという。
転機となったのは、古典的な和の要素と、身近な失敗談を組み合わせたリズムネタの着想だった。悲劇を喜劇へと昇華させる「チクショー」のフレーズと三味線のフレーズが合致した瞬間、唯一無二の漫談スタイルが完成した。型破りなスタイルは、過酷な下積みと葛藤から絞り出された極限の表現だったのだ。