ブラックファミリアの豪華キャスト陣!怪演が光る相関図と裏設定
本作の牽引力となったのが、連続ドラマ初主演を果たした板谷由夏の圧倒的な存在感だ。演じる新堂一葉は、ごく普通の専業主婦から、娘の不審死の真相を暴くために早乙女家の専属家政婦へと潜入する女性である。
板谷の演技は、感情のグラデーションが凄まじい。愛する娘を失った絶望の底から、冷ややかな復讐者へと覚醒する眼光。早乙女家で見せる従順な家政婦としての作り笑いと、陰でターゲットを値踏みする冷徹な視線のコントラストが見事だった。慈愛に満ちた母親の顔と、復讐に魂を売り渡したモンスターの顔。この両極を軽やかに行き来する怪演が、作品全体のリアリティと緊迫感を極限まで引き上げた。