ビートルズ名曲『Real Love』和訳と制作秘話|時空を超えた絆

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ビートルズの歴史における最大の転換点となったのが、1990年代半ばに始動した一大回顧プロジェクト「ザ・ビートルズ・アンソロジー」でした。その中核を担う目玉として企画されたのが、ジョン・レノンを含むビートルズの新曲制作という前代未聞の試みです。

発端は1994年1月、ニューヨークで行われた「ロックの殿堂」入り授賞式でした。ソロアーティストとして殿堂入りを果たしたジョンを祝うため出席したポール・マッカートニーに対し、オノ・ヨーコが一夜の会話の中で、ジョンがニューヨークのダコタ・ハウスでカセットテープに録音していた未発表デモ音源を手渡したのです。テープのラベルには、ジョンの手書きで楽曲タイトルが記されていました。

「ジョンがまるでふらっとお茶を飲みに出かけているだけのスタジオで、僕らが演奏を合わせている感覚にしよう」——ポールはセッション開始にあたり、メンバーにそう提案しました。1995年2月、サセックスにあるポールのプライベートスタジオ(ホグ・ヒル・ミル)に集まったポール、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの3人は、カセットから流れる友の声に耳を傾けながら、15年の空白を埋めるように楽器を手に取りました。

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