ベッドの上の急変は防げるか?心臓専門医が警告する性行為中の突然死
性科学の生理学的計測によると、性行為中の身体負荷は階段を2階分早足で駆け上がる程度(約3〜5METs)と評価される。健康な心臓にとってこの運動量は決して過大ではない。問題となるのは、オーガズムに達する瞬間に生じる爆発的な自律神経の乱高下である。
アメリカ心臓協会(AHA)の報告でも示されている通り、絶頂期には最高血圧が180mmHgを超え、心拍数は毎分150回前後にまで急上昇する。動脈硬化が進んだ血管や、未破裂の動脈瘤を抱える身体にとって、この急激な圧力上昇はダムの決壊を引き起こすトリガーになり得るのだ。