絶景夕日と極上海鮮に沸く石狩厚田!オロロンライン随一の拠点へ
館内の2階フロアへ足を踏み入れると、そこには他の道の駅とは一線を画すアカデミックな展示空間が広がっている。厚田の地に深いゆかりを持つ二人の偉人に関する歴史資料コーナーだ。
ひとりは、幕末の動乱を独自の視点で活写した『新選組始末記』や『勝海舟』などの名作で知られる歴史小説の大家、子母澤寛。この厚田の厳しい自然と温かな人情が、彼の豊かな筆致と反骨精神を育んだ。展示パネルには、若き日の記憶や故郷への思いを綴った貴重な言葉が並ぶ。
そしてもうひとりは、戦後の宗教界や思想界に絶大な足跡を残した戸田城聖だ。幼少期から青年期にかけて厚田の風土のなかで育ち、後に日本社会を大きく揺るがす指導者となった彼の足跡も詳細に解説されている。美しい景観やグルメにとどまらず、地域の精神的なバックボーンに触れられる知的好奇心の満たし方こそ、この施設の真骨頂だ。