半蔵門の老朽ビル解体現場で今何が起きているのか?再開発の陰に潜むアスベスト飛散リスクと2026年の最新現場リポート
皇居の西側に位置する半蔵門・麹町エリアは、日本の政治・経済の中枢を支えてきた歴史を持つ。高度経済成長期からバブル期にかけて建設された中高層ビル群はいま、耐用年数の節目を迎えた。築40年を超す建造物が一斉に更新時期に差し掛かったことが、今回の解体ラッシュの背景にある。
問題は、これらの建物の多くに吹付けアスベストやアスベスト含有保温材、建材が使われている点だ。外観上は洗練されたオフィスビルであっても、内装の壁裏や天井裏、エレベーターシャフト内には、過去の建築基準に基づいて施工された石綿がそのまま残されているケースが少なくない。