トマトで唇が腫れる?花粉症が引き起こす交差反応と最新の予防法
日本人の国民病とも言える花粉症の克服に向け、政府は「花粉症対策初期集中強化プログラム」を策定し、発生源対策から治療法開発に至る抜本的なプロジェクトを推進している。この国家的な取り組みは、ヘルスケア・アレルギー医療産業にも大きな地殻変動をもたらした。
従来のような対症療法用の抗ヒスタミン薬処方にとどまらず、花粉症そのものを根治・寛解に導く舌下免疫療法(SLIT)の普及が進む。根本となる花粉抗原への過敏性を低下させることで、副次的に生じるトマトをはじめとした食物への交差反応を抑え込めるかどうかが、現在臨床現場で最も熱い注目を集めるフロンティアとなっている。