「愛などいらぬ!」サウザー名言の真意と悲しき過去、最新配信情報
秘孔の謎を見破ったケンシロウとの再戦は、作品史に残る名勝負となった。ケンシロウは単に力でねじ伏せるのではなく、哀しみを背負う男としてサウザーの痛みに向き合う。最後の一撃「有情鴻翔波」は、苦痛を与えずに命を奪う慈悲の拳だった。
敗北の瞬間、サウザーの凍りついた心が溶けていく。倒れゆく聖帝十字陵の頂で、彼は師・オウガイの遺体に寄り添い、「ぬくもりが……」と言い残して息を引き取った。暴虐の限りを尽くした男が、最期には愛を求めた少年へと戻る結末。荒廃した世界を描くポストアポカリプス・SFアクションでありながら、心の救済を描き切った演出は、今なお色あせない輝きを放っている。