3万分の1の奇跡!ミケのオスに数千万円の価値がつく科学的理由
巷では「見つかれば数千万円で取引される」という噂が都市伝説のように囁かれてきた。昭和のバブル期には実際に高額取引の逸話が紙面を賑わせたこともあるが、現代のペット産業においてこの熱狂はどのように捉えられているのだろうか。
世界最大の愛猫血統登録機関であるThe Cat Fanciers' Association(CFA)をはじめとする国際的なキャットファンシーの世界において、三毛猫(キャリコ)のオスは純血種のスタンダードブリードとして公認・推奨されるケースは極めて稀だ。染色体異常に起因する個体は生殖能力を持たない(不妊である)ことがほとんどであり、血統を後世に残すブリーディングプログラムに組み込むことが極めて困難だからである。投機的なオークションで天文学的価格がつく事例は現在では沈静化しているものの、稀少価値を求めるコレクターや愛好家の間では、今なお数十万から百万円単位の謝礼や譲渡金が動くケースが後を絶たない。