【2026年最新ルポ】「神に呼ばれた者しか辿り着けない」標高1000メートルの聖地・玉置神社で今、何が起きているのか? 過熱する参拝熱と老杉保護の葛藤
参道を進むと圧倒的な存在感で立ちはだかるのが、幹回り数メートルにも及ぶ巨木群だ。なかでも「神代杉」と呼ばれる老杉は、樹齢3,000年を超えると推定されている。しかし、この悠久の時を生き抜いてきた巨木がいま、地球規模の気候変動と参拝者増加による土壌の踏み固めに晒されている。
2026年に入り、地域と樹木医が連携した本格的な根系保護プロジェクトが始動した。根元への立ち入りを制限する保護甲板の増設や、雨水流出を防ぐ自然素材のバリア設置が進められている。太古からの姿を次世代へ引き継ぐための決断だが、訪問者からは「神木を守るための当然の配慮」として受け入れられている。