【2026年最新現地ルポ】武蔵小杉で変貌を遂げた「自由と進歩」——法政二中高が共学化10年で切り拓く「自走型探究」のリアル
2016年の共学化スタート当時、長年培われた男子校特有の熱気と新たな多様性がどのように調和するのか、教育関係者の間でも大きな関心が寄せられていた。10年が経過した2026年現在、その懸念は完全に払拭されたと言っていい。校内に足を踏み入れて真っ先に感じるのは、性別の垣根を感じさせないフラットでオープンな空気感だ。
ある高3女子生徒は「部活動でも生徒会でも、男だから女だからという意識はまったくありません。意見がぶつかることもありますが、互いの強みを認め合って一つの目標に向かう文化が定着しています」と胸を張る。男子校時代から続く熱量あふれる行事や部活動の伝統は継承されつつ、女子生徒の参入によって緻密さや新しい視点が加わり、学校全体のエネルギーはむしろ倍増した印象を受ける。