【2026年最新】「シャインマスカットの次」を追う果樹王国の葛藤と進化――気候変動を超えて世界へ飛翔する甲斐路の匠たち
山梨のぶどうが世界を席巻する背景には、物流構造の劇的な進化がある。県と地元農協、大手航空物流企業がタッグを組み、収穫したその日のうちに羽田・成田空港へ直送、翌朝には中東ドバイやシンガポール、北米の高級スーパーの店頭に並ぶ超急速コールドチェーンが完成した。
樹上でギリギリまで完熟させた「一番おいしい瞬間」をそのまま海外へ届ける技術は、競合する海外産ぶどうとの圧倒的な差別化を生んでいる。「山梨ブランド」の箱が現地に届くと即座に完売するほどの人気ぶりで、日本の農産物輸出における新たな旗手としての存在感を放つ。