【2026年最新分析】Qdレーザ決算から読み解く光半導体の逆転劇——シリコンフォトニクスと網膜投影が拓く黒字化への道
QDレーザのもう一つの柱である「レーザアイウェア事業」もまた、重要な転換点を迎えている。角膜や水晶体の状態に左右されずに網膜へ直接映像を投影するVISIRIUMテクノロジーは、ロービジョン(弱視者)支援や眼底撮影装置などの医療機器分野で国際的な評価を獲得してきた。特に眼科医療機器としての認可取得や、海外市場での保険適用・販売チャネル開拓は、中長期的な成長を支える根幹である。
だが、医療機器ビジネス特有の導入サイクルの長さと、高い販売・マーケティングコストが足元の利益率を押し下げている現実は否定できない。一般消費者向けアプローチから、医療・産業用スペシャリティ用途へのリフォーカスを進めてはいるものの、単体での黒字化達成には販売台数の爆発的な伸びが不可欠だ。同社が強固な医療機器メーカーとのOEM提携やアライアンスをどこまで深化させられるかが、今後の収益改善の鍵を握る。