【2026年現地取材】なぜ今、大阪・新世界の「スマートボール」に世界中から人が殺到するのか?アナログ遊技場が放つ強烈な磁力
一歩足を踏み入れると、そこには異空間が広がっている。ズラリと並んだ緑色の盤面。傾斜のついた木枠の中を、直径3センチほどのガラス玉が勢いよく転がり落ちていく。
仕組みは至ってシンプルだ。コインを投入口に入れると、ジャラジャラと一気に玉が手元に流れてくる。右手のレバーを引いて離す。バネの力で弾き出された玉が、釘の配置された盤面を跳ねながら下部へ向かい、数字の書かれた穴を目指す。見事に入れば、決められた数の玉が追加で払い出される仕組みだ。
パチンコのような騒々しい爆音や派手な液晶演出はない。聴こえるのは、玉同士がぶつかる「カツン」という乾いた音と、得点穴に入った瞬間の「チリン」という軽やかなベルの音だけ。この独特の静けさとリズムが、どこか心地よい音楽のように店内に充満している。