2026年春、強風と極端気象が変容させる「群馬の天気」—現地取材で迫る気候変動の最前線と観光・暮らしの防災対策
気候の急変は、県を代表する基幹産業にも影を落とす。高原キャベツの生産地として全国に知られる嬬恋村では、夜間の気温低下が不十分なことによる生育不良や、局地的なひょう被害への対応に追われている。
一方で、みなかみ町のアクティビティ事業者からは落胆と模索の声が聞こえる。ラフティングやスキーといった自然資源に頼る観光は、雨量の急変や積雪量の不安定化に直接揺さぶられるからだ。年間を通じた集客を確保するため、室内型体験施設の拡充や天候に左右されにくいナイトツアープランへのシフトが急ピッチで進む。