1トン超え巨大神輿の頂点は?全国重さランキングと衝撃の歴史
重量級の神輿を語る上で絶対に外せないのが、江戸三大祭りの熱狂だ。毎年6月に行われる鳥越神社例大祭では、日暮れとともに「鳥越の夜明」と呼ばれる最高潮を迎える。高張り提灯の灯りに照らされた4トン近い千貫神輿がもみ合う様は、まさに命がけの熱量だ。担ぎ棒にかかる負荷は想像を絶し、肩の皮が剥け、骨が軋むほどの壮絶な試練が担ぎ手たちに課される。
一方、3年に一度の本祭りとして知られる深川八幡祭り(富岡八幡宮)では、水かけ祭りとしても有名だが、担ぎ出される「二ノ宮」神輿だけでも約2トンの巨躯を誇る。清澄通りを埋め尽くす観衆から勢いよく水が浴びせられ、濡れてさらに重さを増す木組みを、百数十人の若衆が一致団結して支え続ける。歴史と意地がぶつかり合う現場には、数値上の重量を超えたドラマが存在する。