1歳児の五感を刺激する新聞紙遊び!プロが明かす決定版と驚きの工夫
指先は「露出した脳」と呼ばれる。特に1歳前後は、手全体で物を掴む運動から、親指と人差し指を協調させてつまむ運動へと移行する重要な局面だ。この時期に欠かせないのが微細運動発達への適切なアプローチである。
新聞紙を破る動作を観察してみよう。右手は手前に、左手は奥へと、左右の手を異なる方向へ動かす高度な両手協調運動が求められる。同時に、紙が破れる感触と「ビリッ」という軽快な音覚がフィードバックされ、脳内の神経回路が連結されていく。プラスチック製のおもちゃでは味わえない「自分の力で物質の形態を変えた」という全能感。これが自己効力感の芽生えとなる。
丸める動作も同様だ。力を込めると縮み、手を離すと少し戻る。力加減(筋出力の調整)を筋肉と関節で感覚的に学習していくプロセスが、ここには詰まっている。