105歳生涯現役・日野原重明が遺した『生き方上手』と健康の極意
日野原重明氏は1911年(明治44年)10月4日、山口県吉敷郡(現・山口市)に生まれました。京都帝国大学医学部を卒業後、内科医としての道を歩み始め、1941年に聖路加国際病院の内科医となって以来、70年以上にわたって同院の発展とともに歩みを進めます。
日本の医療界に残した功績は計り知れません。1954年には日本初となる人間ドックを開設し、従来の「病気になってから治す」医療から「病気を未然に防ぐ」予防医学への転換を強力に推進しました。さらに、患者のQOL(生活の質)を尊重する終末期医療の重要性を早くから訴え、日本で最初の独立型ホスピス病棟の開設にも尽力しています。
1995年に発生した地下鉄サリン事件では、当時の院長として即座に病院の全機能を解放し、被害を受けた多数の市民を受け入れて多くの命を救いました。2017年7月18日、呼吸不全のため享年105歳で静かに息を引き取りましたが、最期まで自宅で穏やかに過ごし、生涯現役の医師としての誇りを貫き通しました。